office2016 excel INT 関数:数値から整数を取得する
office2016 excel INT 関数:数値から整数を取得する
はじめに
excel の INT 関数の使い方を紹介します。
INT 関数は少数を含む数値から整数を取得します。
小数部を切り捨てたいときに使用します。
指定した桁を切り捨てるには「ROUNDDOWN 関数」を使用します。
-2.5 が -2 になるように切り捨てるには「TRUNC 関数」を使用します。
構文
INT(数値)
数値の小数を切り捨てます。
excel 引数「数値」 数値を指定します。
使用例
セル「B3」の正の値の整数を取得する。
=INT(B3)
"excel2021506-397-1"
"office2016 2021629-507-1"
セル「B3」の負の値の整数を取得する。
=INT(B3)
"excel2021506-397-2"
"office2016 2021629-507-2"
解説
「INT 関数」は数値が小さい方の整数に丸めます。
正の値のときは単純に小数を切り捨てます。1.1 ~ 1.9の時は 1 になります。
負の値のときは数値が小さくなります。-1.1 ~ -1.9の時は -2 になります。
-1.1 ~ -1.9のときに -1 にするには「TRUNC 関数」を使用します。
引数「数値」に数値以外の値を指定したときはエラー#VALUE!になります。
商と余りを求める
割り算した結果の商は「INT 関数」で、余りは「MOD 関数」を使用して求められます。
=INT(5/3)
=MOD(5,3)
"excel2021506-397-3"
"office2016 2021629-507-3."
時刻を切り捨てる
日付は内部で数値になっています。整数が日付を表し、小数が時刻を表しています。なので、小数を切り捨てると時刻を切り捨てられます。
"excel2021506-397-4"
"office2016 2021629-507-4"