excel LEN 関数:文字列の文字数を取得する
はじめに
excelの LEN 関数の使い方を紹介します。
LEN 関数は文字列の文字数を取得します。
特定の文字の範囲や複数のセルの文字数なども取得できます。
文字列を抽出するには「LEFT 関数」「MID 関数」「RIGHT 関数」を使用します。
文字列の位置を検索するには「FIND 関数」「SEARCH 関数」を使用します。
構文
LEN(文字列)
文字列の文字数を取得します。
引数「文字列」 文字列を指定します。
使用例
文字列の文字数を取得する。
=LEN("あいうえお")
"excel2021508-439-1"
excel文字列を変化させて取得する
=LEN(B3)
"excel2021508-439-2"
解説
引数「文字列」に空のセルを指定したときはに 0 になります。
特定の文字の範囲から取得する
123[456]789から[]で囲まれた 456 の文字数を取得したいとします。
特定の文字列の位置を取得するには「FIND 関数」を使用します。
[ の位置をセル「B2」から取得するには=FIND("[",B2)を入力します。
] の位置をセル「B2」から取得するには=FIND("]",B2)を入力します。
"excel2021508-439-3"
excel終了位置から開始位置を引けば、その範囲内の文字数を取得できます。
=D3-C3-1
=FIND("]",B3)-FIND("[",B3)-1
"excel2021508-439-4"
日付や時間から取得する
日付は数値を日付の形式に表示しています。引数「文字列」に日付型のセルを指定したときは、内部で持っている数値を取得します。
"excel2021508-439-5"
日付の見た目の通りに取得したいときは「TEXT 関数」で日付を文字列に変換します。
=TEXT(B3,"yyyy/m/d")
=LEN(TEXT(B3,"yyyy/m/d"),C3)
"excel2021508-439-6"
表示形式はセルの書式設定のユーザー定義を見れば確認できます。
"excel2021508-439-7"
日付の表示形式について詳しくは「日付の表示形式の一覧」をご覧ください。
セルの範囲の文字数を取得する
セルの範囲の文字数を取得するには配列数式を使用します。セル「B2」~「B4」の文字数を取得するには、次のように入力します。
=SUM(LEN(B2:B4))
Ctrl + Shift + Enter で確定
"excel2021508-439-8"
詳しくは「配列数式、CSE数式とは」をご覧ください。
バージョン 365 なら「スピル、動的配列数式の使い方」を使用して同じことができます。数式は上記と同じでCtrl + Shift + Enterを入力する必要はありません。